筆者はGMOクリック証券をメインで使用しているのですが如何せん取り扱いが少ない。
GMOから非課税口座廃止通知書をもらって手続きすること2か月、ようやくNISA口座をSBI証券に移せたので米国株ETFの長期保有を考える。
なぜ米国株か
NISA枠は基本的に売買を繰り返すことができないため長期保有が前提となりますが、国内株ではどうしても人口が減少しているので長期保有を考えた場合リスクが高くなります。
米国のような人口が増加している国の株を保有したほうが有利になると考えられます。
上のチャートは日経平均(ロウソク足)と米国全体の経済を表しているS&P500(赤色)の経済指標を比較したものですが1985年から日経平均の上昇率は43.71%にとどまっていますがS&Pでは1067.37%も増加しています。
これは前にも述べていますが経済成長を見るGDPが
GDP=(人口)×(一人当たりGDP)の式で表されるためです。次のグラフを見てみましょう。
(出典:世界経済のネタ帳 https://ecodb.net/exec/trans_country.php?type=WEO&d=LP&c1=US&c2=JP&s=&e=)
日本の人口は2008年に1億2800万人から減少しているのでただですら諸外国と比べ無駄な働き方をしていて生産性が低いといわれているのに人口も減少するため経済成長率も下がっていくことは明らかです。
こちらの記事によりますと、
人工知能の活用して生産性を上げる可能性もありますが2018年度のAI関連の予算は770億円で米中の2割以下であり、民間の投資額は日本で6000億円に対し米国では7兆円と1桁以上差が開いていることからも可能性は低いと言わざるを得ません。
なぜ個別株でなくETFなのか
界隈では卵は一つの籠に盛るなという格言もありますが要するに個別株ではどうしても予期しない不祥事のリスクが高くなってしまいます。
例えば2017年の神戸製鋼のデータ改ざん問題のチャートを見てみましょう。
チャートだけ見ると13周、26週平均線も上向いて押し目のように見えますが問題が発覚して窓を開けて一気に800円台まで下落しました。
インサイダーでもなければこの下落をチャートや公開されている情報だけで予測するのは極めて難しいと思います。おそらくリアルタイムでこのチャートだけ見てたら買って下落に巻き込まれていたでしょう。
ETFでは複数の株式を分散するためこのような個別株特有のリスクを排除できるので長期保有で不要なリスクに苛まれずに済みます。もちろん経済全体が暴落するなどのリスクはありますがその時は個別株も下がるのでどちらも変わりません。ここで言いたいのはあくまで企業不祥事による下げを排除できるということです。
高配当ETF
NISA枠を使うのは米国株→米国株ETFまでは絞れましたがどのETFにするのがいいのかという問題が出てきます。
米国ETFは数えきれないほど種類があり、調査中です。。。
今の時点では高配当株で構成されたETFがいいのではないかと考えています。
72の法則
72の法則とは72÷金利=原資が2倍になる期間(近似値)を求める簡単な計算式です。
例えば金利5%では72/5=14.4年と簡単に求めることができます。
これは複利(利子にも利子が付く)場合の年数です。
配当5%程度でも複利で14.4年で2倍になると聞くと5%の金利(配当)はものすごい魅力に思えてて来ます。
業績が悪化していないことは前提ですが高配当銘柄は一定の株価まで下がると配当利回りが高くなり値下がりに歯止めがきくためそういった意味でも高配当ETFを中心に買うのがよさそうです。
まとめ
ここでは米国株ETF購入についてまとめてみました。
投資界隈では前から言われていることですが改めて米国高配当ETFが魅力的すぎるのでNISA枠を使って購入を考えている次第です。
ETFの銘柄についてはあまり詳しくないためこれから検討して記事まとめていこうと思います。
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