【テクニカル分析】DMI 方向性指数(ADX)

テクニカル

筆者はGMOアプリをメインで使用していますがGMOFXアプリで標準的に実装されているテクニカル指標であまり知らないものがあったので備忘録も兼ねて記載しておきます。

極力無駄な情報は排除して最小限の情報を載せます。

指標の意味

DMI:Directional Movement Index 方向性指数は

高値更新や安値更新などの値幅から相場のトレンドや方向性を見る指標です。

パラメータ計算方法

+DM/-DM

それぞれ高値/安値の差分を次の式で表現します。

+DM=当日の高値-前日の高値

-DM=前日の安値-当日の安値

※+DM-DMの両方ある場合には値の大きいほうが採用され、小さいほうは0になる

TR

TR:True Range 真の値幅

下記の(1)〜(3)の最大値

(1)当日の高値-当日の安値

(2)当日の高値-前日の終値

(3)前日の終値-当日の安値

+DI/-DI

DI(%):14日=(14日間の+DMの合計)/(14日間のTRの合計)

-DI(%):14日=(14日間の-DMの合計)/(14日間のTRの合計)

意味合いとしては

+DIが高い→高値を更新し続けている→上昇トレンド

-DIが高い→安値を更新し続けている→下降トレンド

ADX

DX(%)=[{(+DI)-|-DI|}/{(+DI)+(-DI)}]*100

14日ADXは上記DXの14日平均

+DIと-DIの差がある時にADXは大きくなりどちらかにトレンドが発生している、逆に+DIと-DIの差がない場合にはレンジ相場であることが式からわかります。

使い方

・DIは30%を超えたあたりがトレンド発生の目安

・+DI>-DIで上昇トレンド

・-DI>+DIで下降トレンド

・ADX>20でトレンド発生

・ADX<20でレンジ相場

・移動平均線の中長期(75日)線の向きからわかるトレンドと一致してるか確認する

実際の為替AUD/JPYで分析

実際のチャートで有効性を確認します。

2019年2月〜3月にかけて75日移動平均線は下向きで下降トレンドを形成しています。

DMMFXは縦軸の値が書いてないので見辛いですが2/5下降開始時には-DIが25,ADXが18と下降トレンド形成のシグナルを出しています。

この後下降トレンドは継続して3/22にADX,-DI共に22となりトレンド終了していることが見て取れます。

まとめ

ここではDMI,ADXの使い方について紹介しました。

一般的な使い方の説明にとどまっているので何か違う使い方があれば追記したいと思います。

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