ウィリアムオニールの成長株投資をベースにした投資法の本です。
簡単に重要なことだけをまとめておきます。
アベノミクスが始まってからテンバガー達成銘柄がどの業種に多いかを見ると次の業種に集中していることがわかります。
・情報通信25%
・サービス19%
・小売8%
全体の50%がこれらの業種に集中しています。
例えば建設業その他ではわずか2.5%しかテンバガー銘柄がありません。
つまり成長株といっても業種毎に偏りがありテンバガーが出現しやすい業種から選ぶのが望ましいことがわかると思います。
さらに電気機器、不動産業、卸売機械を含めれば全体の74%をカバーできるので性成長株を見つけるのは上に挙げた業界から選ぶのが効率がいいと言えそうです。
また時価総額は200億円以下の小型株に全体の92.4%と集中しているので200億円以下から選ぶことも必須と言えそうです。
そのような銘柄となると必然的に新興市場の小型株が中心になると思います。
新興市場で個別銘柄に投資するということは必ずリスクがあります。
成長株に投資したからずっと安泰などということはなくかならずどこで売るということを考えなければなりません。
オニールの成長株投資理論
オニールの定義では経常利益の増加率が年率20%以上の銘柄としています。
理論は頭文字をとってCANSLIMとしてまとめています。
C:current quarterly earnings(直近四半期の経常利益の増加)
A:annual earning increase(年間の経常利益の増加)
N:New product new management new highs(新商品新サービス新経営陣新高値)
S:supply and demand(株式の需要と供給)
L:leader or laggard(主導株か出遅れ株か)
I:institutional sponseorship(機関投資家の保有)
M:market direction(株式市場全体の方向性)
コメント