最近全くブログを更新できずにいたので久々の更新です。
書評とか書こうと思うとどうしても身構えてしまって腰が重かったのですがやはり続けるコツはハードルを極端に低くすることだと思うので簡潔にでもいいので続けていこうと思う所存です。
はじめに
本書は米国の著名投資家ウィリアムオニールの投資術の新高値で買うという手法を公開しています。新高値で買うことで売り圧力が無く株価が右肩上がりに上がることが多く、こういった値動きの銘柄に投資することはまさに株式投資の醍醐味と言えるのではないでしょうか。
具体的な探し方
新高値更新時には会社でビッグチェンジが起こっていることが多く以下のようなキーワードに注目して探していきます。
・新製品 新サービス 新業態 新技術
・新事業 M&A
・新経営陣
・政府や日本銀行の政策
大型株では何倍にもならないので時価総額500億円以下も条件にします。
①チャート確認
株探の株価注意報で本日のストップ高銘柄から探します。
まずはチャートからボックス上抜けやカップウィズハンドルからの上抜けなど出来高を伴って上昇しているチャートが候補になります。
強い値動きは陽線で出来高が増え、陰線で出来高が減ります。
日足で過去一年程度を見ますが同時に週足で2ー3年の値動きも見ること。
この際以下の場合はより上昇するエネルギーが強くブレイク後に上昇しやすいと判断できます。
・保ちあいの期間が長い
・保ちあいの値幅が狭い
・カップウィズハンドルを形成
・ブレイク時に出来高が急増
②ニュース確認
続いてニュースについて
上記新サービスなどの変革が起きていることを確認します。
株探だけではたりないので会社のHPでIR情報や決算資料も合わせてみて上記観点の材料によって新高値が更新したのかを見つけます。
③業績確認
最後に業績を見ます。
今期予想から安定性と成長性をみる
・経常利益が年率5〜10%で伸びているか
・経常利益の直近1、2年の伸びが20%以上あるか
3ヶ月業績推移から直近の急成長をみる
・直近の売上高が前年同月比10%以上か
・直近の売上高が前年同月比20%以上か
・売り上げ営業損益率が伸びているか
まとめ
新高値ブレイク投資はファンダメンタルとテクニカルを組み合わせるので無機質なチャートを眺めるだけのテクニカル重視の投資よりも宝探しをしているような感覚があり投資の本来の面白さがあるように思います。
本書では他にも資金管理や著者の失敗事例が載っており読みやすく、具体的に書かれているので一読を勧めます。
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